固い円盤駆動装置

先日タイの雑誌で「HDD(Hard Disk Drive)生産中国抜き一位」という見出しに目が止まりました。
米調査会社トレンドフォーカスは二年以内にタイのHDD生産量が中国を抜き世界トップになると予測している。世界二位の米ウエスタンディジタルと世界三位の日立グローバルストレージテクノロジーがタイ工場の生産能力増強方針を発表。二年以内に中国を上回り世界一になるだろう。と言う記事です。
HDDの生産基地は労働コストとインフラの兼ね合いでシンガポール、マレーシア、タイ、中国の順に移動しているとばかり考えていました。
一般工員の給料指標は（JETRO調査2008年）日本を100とするとシンガポール35.2、マレーシア12.3、タイ8.4、上海6.8となっています。
日立GSTは中国の珠海に、WDはマレーシアにHDDの工場を既に持っています。
中国とタイを比べてもまだ中国の方が労働コストは低いはずなのに何故、タイが世界一の生産量に？
色々な国の人と話をしていて中国の品質の問題とビジネスの難しさがいつも話題になります。シンガポールの中国人さえ大陸の中国人とは商売をしたくないと言っています。
世界の生産基地と呼ばれている中国ですが、評判は良い事を聞くことがまったくありません。
長い商売での付き合いに良い品質と信用が一番大事であることに中国人が気付くのはいつでしょう。

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